息子のベッドをdiy-14(ヘッドボード作成2~そして完成)

公開日: : 最終更新日:2016/03/14 ベッド

こんばんわ。

前回に引き続き、ヘッドボードの作成を説明いたします。

ベッド作成ブログも当初は、手短に終わらせるつもりが、14回目の更新になりました。

自分は初めて作成したブログなので、作成中は「どうやって説明したら見ている方に伝わるだろうか?」と、常に文章表現との格闘です。今までの更新したブログの中で、手短に説明出来た所もあったかもしれませんが、今後もこのブログを大目に見て頂ける様、お願いします。

本題です。前回カットした木材を接合しヘッドボードを作成するのですが、自分はヘッドボードは一番目に付く所で、ビスを一切見せたくなかった為ビスを使わず固定する方法をネットで調べ、初めて「ダボ継ぎ」という方法で接合しました。

これも我流(これもdiyの醍醐味です)の考えですが、順番で説明すると、

ヘッドレスト説明用_01

1.A~Hをダボ継ぎ接合する。

2.Iを図面の寸法でカットする(1回で決めず数回切断して合わせる)

3.JとKを45°の角度部分のみカットする(もう一辺の下の部分は最後にカット)

4.IとJとKを仮組し(合わせるだけ)直角に組み合うかを確認する。

5.接合完了したA~Hを、4で仮組したJとKの間の寸法を測定し、その寸法で直角にカットする(必ずしも802mmではなくても良い)

6.IをA~Hとダボ継ぎ接合する。

7.JとKをA~Iとダボ継ぎ接合する。

この様なイメージです。順番に説明して行きます。

1.A~Hをダボ継ぎ接合する。

①ダボ穴の位置をすみ出しします。

縦ラインのすみ出しをします。(写真を撮り忘れ、穴あけした後ですが、縦のラインまっすぐになる様すみ出しします)

RIMG0020

横ラインのすみ出しをします。(写真は38mmの半分の19mmのワンバイ材をあてがいすみ出ししています)

RIMG0019

上記のすみ出しには、ツーバイ定規があれば、もっと早く正確に出来ます(この時は残念ながら持っていませんでした(悲))

*注意点ですがダボ穴がズレると、接合した時によじれたり、ダボ穴に入らなかったりしますので、正確なすみ出しが必要です。

自分がすみ出しした穴も多少のズレがあり、ダボ穴に入らない等のトラブルがありましたが、力技(セットハンマー大活躍!!)でねじ伏せましたので大丈夫でした(笑)。精度を求めるとキリが無い為、多少の誤差等は気にしない大雑把な考えもdiyには必要です(この考えはとても大事だと思います)

②すみ出しした穴に、ダボ用錐で穴あけします(購入したダボより深めに穴あけします。例.長さ50mmのダボの場合、片側25mm入るので、余裕をみて30mmあける)

深さが足りない場合、ツーバイ材を繋いだ時、ダボがぶつかり隙間が空いてしまいますので注意して下さい。

RIMG0015

③穴あけした木材の接合(継ぎ)をします。

継ぎ合わせる部分のダボ穴に木工用ボンドを注入します(穴の奥までみっちり注入して下さい)。

その後、片面に木ダボを打ち込みします。

RIMG0023

木ダボ打ち込み後の面に木工用ボンドを塗ります(この後、継ぎ合わせて、圧着するのですが木工用ボンドがはみ出さない程度の量がベターです)。写真はかなり進捗した状況で撮影しました。

RIMG0037

いよいよ決戦の時です(笑)

継ぎ合わせる相手の木材を合わせて・・・

RIMG0024

セットハンマーでひたすら叩きつけ密着させます(これは大変良いストレス解消になりました(笑))。

この時多少隙間が、開いていても後にバンドで圧着するので大丈夫です。

ハンマー跡が付かない様に、適当な当て木を当てるのも必要です。

RIMG0027

自分の場合、ダボ継ぎは初チャレンジなので、うまく収まるかを確認する為、最初は3枚だけで行いました。(2×4を3枚で267mmなので最初はクランプで圧着にしています)

RIMG0030

その後、ボンド固定が完全になるまで1日養生して、クランプを外しました。

それがこれです。

「いいんじゃない?」(自己評価95点!!)

RIMG0034

横から(大体真っ直ぐです)

RIMG0035

以上の事で自分の手順は問題無い事を確認したので、この後は安心して一気に進めます(誰も評価する人がいなかったので、自分にそう言い聞かせました)。

全てをダボ継ぎしてスリングベルトで圧着しました(この方法が後から後悔を呼びます)。

本当はハタガネという工具を使用して圧着するらしいのですが、自分は今後ハタガネを使用する機会が無いかも知れないので購入せず、スリングベルトで代用しました。

RIMG0038

その後、ボンド固定が完全になるまで1日養生して、スリングベルトを外しました。

それがこれです(ん!?何か違和感が・・・)

20151225_205605

立ててみると・・・

「なんじゃこりゃー!!」(驚)

 

20151225_205637

そうです。写真では解りずらいかもしれませんが、曲がってるんですよ。別な意味では反っているという表現でしょうか?

原因はおそらく、スリングベルトで固定後、そのまま放置した為、ベルトで圧着した力によって木材に力が掛かり、反ってボンドで固定されてしまった事だと思います。

今後の対策としては、ベルト固定後、これでもかというほど、上に重石を置いて木材が反らない様に工夫する事だと思いました。

冒頭の方でも説明しましたが、「精度を求めるとキリが無い為、多少の誤差等は気にしない大雑把な考えもdiyには必要です」に基づき、いい勉強をさせてもらったと、プラス思考でこの場を乗り切りたいと思います(かなり自分に無理を言い聞かせましたが)。

以上でA~Hダボ継ぎは完了です。

2.Iを図面の寸法でカットする(1回で決めず数回切断して合わせる)

3.JとKを45°の角度部分のみカットする(もう一辺の下の部分は最後にカット)

4.IとJとKを仮組し(合わせるだけ)直角に組み合うかを確認する。

Iのカットですが、自分は一度長めにカットして、序所に980mm(ベッドフレームの寸法)の寸法に近づく様、数回カットしました(多少長くても問題ありません。ちなみに僕の最終的にカットした寸法は990mmになりました。)

JとKも45°でカットし、下の部分もヘッドボードの足になる様10mm出る様カットしました。

RIMG0001

45°のカット方法ですが、当初物凄く便利な工具のソーガイドを持っていなかった為、苦肉の策で考えたのが、スコヤをあてがい丸鋸で切断する方法でした(!?)今考えると物凄く危険で、難しい方法で切断したと後悔しています(皆様は絶対危険ですのでマネはしないで下さいね)。

ソーガイドがあれば、正確で安全にカット出来る為、必需品です(この時持っていればよかったー)

RIMG0003

カットしたIとJとKを組み合わせて90°の直角が出ている事を十二分に確認して下さい(重要)

ここで直角が出ていないと最後にA~Hを継いだ時、どこかで必ず隙間が出来ます。

この時、J~Kの内側の寸法(=A~Hの切断寸法)を測定しておきます。

5.接合完了したA~Hを、4で仮組したJとKの間の寸法を測定し、その寸法で直角にカットする(必ずしも802mmではなくても良い)

先ほど測定したJ~Kの内側寸法でA~Hを切断します。

おそらく図面通りの802mmにはならないと思いますので、その寸法(何回も間違えないか確認して下さい。短かったらアウトです)で正確にカットします。

6.IをA~Hとダボ継ぎ接合する。

すいません写真を撮り忘れていました。手順は1と同様の為、割愛させて下さい。

7.JとKをA~Iとダボ継ぎ接合する。

最後のダボ継ぎになります。IとJ・IとKの45°接合部はダボ継ぎせず木工用ボンドだけで固定しています。面が合う様写真の様にクランプで固定もしました。

20151229_133008

そして・・・

完成です!!(喜)

多少のトラブルはありましたが(多少?)、何とか出来ました。直角も出ておりますが、IとKの45°部分は、多少隙間が開いた為、パテ埋めしました。

完璧な物ではありませんが、diyの魂はここにあります(笑)

RIMG0001

ヘッドボードは、フレームと分離出来る為、どの様な形でも作れますし、後で作り直す事も可です。

皆様には、自分好みのヘッドボード作成出来る様、僕の作成したヘッドボードを参考としてみて頂けると幸いです。

最後にプロの職人(?)に塗装を依頼しました(愛息子です)

背景も薄暗く、ひたむきに塗装する姿が何とも職人らしく、いい写真だと思いませんか?(自分だけでしょうか?又は本当の親バカ?)

RIMG0007

ちなみに塗装を終えた職人は、どうやらお腹が空いていた様で、最後の完成に対して父親と語り合う事も無く、さっさと帰宅してしまいました(泣)

将来息子はdiy好きに成長してくれるのでしょうか?将来が楽しみです(やっぱり親バカです)

ステイン塗装後にウレタンニス塗装をし、ヘッドボード完成しました(パチパチ)

RIMG0009

そして、今まで寂しかったベッドフレームに・・・

tate

 

ヘッドボードが付きました(65mmのコースレッドで、反っている部分を外側にし固定しています)。一番最初に紹介した写真です。

20160104_124408

ヘッドボードが付いた事により、一層手作り感のある味わいのあるベッドに大変身しました!!

息子も大満足でした。息子も塗装を手がけているので愛着もある事かと思います。息子の入学前にも間に合いました!!

家族の評判も期待値以上だった様で、既製品では到底味わう事の出来ない、オーダーメイドのベッドを時間が取れれば妻・愛娘にも作ってあげたいと思います。

ベッドをdiyしたいと思ってブログを見て下さっている方は、ぜひ今までの投稿を参考にして頂き、自分好みのオーダーメイドのベッドの作成をチャレンジされてはいかがでしょうか?素晴しい作品が出来て、この達成感が共感できれば最高です。

ベッド作成ブログの最後になりますが、色々と苦労もあり完成しましたが、一言で言えば「終わり良ければすべて良し」と言った所でしょうか?

多少の粗があったっていいじゃないですか?その粗も手作りの良さと考えれば、何でもdiyにtryしようと僕は思います。

さて、次のお題は何にしようかな?(模索中です)

次の投稿へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年3月
« 2月   6月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

関連記事

設計図-2_011

息子のベッドをdiy-2(完成までの手順)

こんにちは。 前回に引き続き完成までの手順を説明したいと思います。 完成までを順番にする

記事を読む

RIMG0021 (400x300)

息子のベッドをdiy-7(塗料を調達する)

みなさんこんにちわ、本日は塗料調達の事について話をしたいと思います。 前回は「塗料は話が長くな

記事を読む

20160104_124408

息子のベッドをdiy-1

こんにちは。 最初に紹介するdiy作品は、ベッドです。いきなりですが、完成後の写真です。

記事を読む

RIMG0008 (300x400)

息子のベッドをdiy-6(材料を調達する)

  皆様こんばんわ 僕の平日ですが、仕事中ブログの事を考える暇も無く、日中は、

記事を読む

RIMG0027

息子のベッドをdiy-8(材料を加工する(カット編))

こんにちわ。 本日は日曜日(投稿遅れて本日は月曜日です)なのですが、外は例年に見ない大雨となっ

記事を読む

RIMG0051

息子のベッドをdiy-10(組み立て)

こんばんわ。 皆様の中でテレビ番組の「劇的ビフォーアフター」を御覧になっている方はいらっしゃる

記事を読む

RIMG0023

息子のベッドをdiy-3(手工具の紹介)

こんばんわ。 前回に続き作品のdiyを投稿しようと考えていたのですが、これからdiyを始める予

記事を読む

RIMG0010

息子のベッドをdiy-11(塗装編)

こんばんわ。 今回は完成したベッドフレームに塗装をして行きます(一番の見せ場ですよ!!)。

記事を読む

RIMG0013

息子のベッドをdiy-13(ヘッドボード作成1)

こんばんわ。 ベッド作成ブログを更新中、見て頂く皆様の中で、「初めてだけど自分もベッドをdiy

記事を読む

RIMG0050

息子のベッドをdiy-12(設置編)

こんばんわ。 前回投稿は塗装でした。今回は設置です(慎重にお願いします)。 塗装が完全に

記事を読む

2016年3月
« 2月   6月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

2016年3月
« 2月   6月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
RIMG0023
超便利に収納出来て、オシャレで見た目も良い、有孔ボードの活用方法-4(作成そして完成)

皆様こんばんわ。 前回投稿は塗装で完了しましたので、引き続き完成

20160107_181624
超便利に収納出来て、オシャレで見た目も良い、有孔ボードの活用方法-3(作成編)

皆様こんばんわ。 前回の投稿は、構想編でした。 今回は、構

20160603_140623
超便利に収納出来て、オシャレで見た目も良い、有孔ボードの活用方法-2(こだわりの構想編)

皆様こんばんわ。 前回紹介した有孔ボードの作成方法を説明したいと

20160110_175657
超便利に収納出来て、オシャレで見た目も良い、有孔ボードの活用方法-1

皆様、ご無沙汰しています。 諸事情があり、ブログとはかけ離れた生

RIMG0001
息子のベッドをdiy-14(ヘッドボード作成2~そして完成)

こんばんわ。 前回に引き続き、ヘッドボードの作成を説明いたします

→もっと見る

PAGE TOP ↑